
クリスマスケーキは日本だけ?
クリスマスまであと一か月を切りましたね。
町のあちらこちらで「クリスマスケーキご予約はお早めに!」とケーキの写真が飾られています。
旦那に「クリスマスケーキどうする?注文する?」と聞くと「なんで?」と驚かれます。
クリスマスにショートケーキを食べるのは日本だけと言うことを私は30歳でオーストラリアに留学するまで知りませんでした。
オーストラリアではクリスマスにケーキを食べるという習慣がないのです。
ですから、クリスマスイブに露店にケーキの箱が並べられて、
25日になると値段が半額になるという風景も見かけません。
たぶん、オーストラリアはサマークリスマスなので露店に置いたら溶けちゃいそう。
と言うことで、今日はクリスマスケーキのお話です。
トライフル
オーストラリアでクリスマスに食べるケーキと言うかデザートと言えば、

我が家チョールトン家では「トライフル」が定番でした。
トライフルはイギリスのデザートでスポンジやカスタードクリーム、
ゼリーやフルーツを器の中に重ねたものです。
旦那のお母さんはイギリス人、旦那と結婚してクリスマスの家族の集まりではこのトライフルを作るのが私の役割でした。

横から見るとわかるように、層になっています。
一番下がスポンジのジャムロールを切ったものを敷き詰め、ゼリーを流し込みます。
フルーツを重ねスポンジ、カスタードクリーム
一番上はホイップした生クリームとフルーツ
火を使う必要がないので、オーストラリアの暑い真夏のクリスマスでも作るのが苦になりません。
クリスマスプディング

プディングと聞いてプルプルのプリンを想像してしまいますが、
レーズンやドライフルーツが入ったずっしりとしたケーキです。
こちらもイギリスの伝統料理の一つ。
作るのにすごく時間がかかるらしく、オーブンで焼くのではなく蒸して火を通すケーキです。
義母はやっぱりクリスマスはこのケーキは外せないらしく、いつもお椀をひっくり返したくらいの大きさのクリスマスプディングを買ってきて食べてました。
(大きいサイズだといつも残るため)
このプディングを食べる時は電子レンジで軽く温めてそこにバニラアイスクリームを添えて食べるのがおいしいですよ。
パネットーネ

イタリアの伝統的な菓子パンでドライフルーツが入っており、保存期間が長くクリスマスにもらっても年明けまで食べられる。
これは私が学生の時働いていたナーシングホームの利用者さんにイタリア系の方が多く、クリスマスになるとこれをもってお見舞いに来るし、スタッフの分もプレゼントでもらうことが多かったです。
パブロバ

オーストラリアが発祥とされているケーキ(諸説あり)パブロバ。
焼いたメレンゲのベースの上にホイップクリームとフルーツをのせたもの。
特にクリスマスだから食べる!わけでもなかったけど、ケーキとしての知名度は高く、職場でのクリスマス持ち寄りパーティーではオーストラリア人の人は持ってくる定番ケーキでした。
もちろん、歯が溶けるかと思うぐらい甘々です!
私がオーストラリアでナースとして働き始めた時に入院してきたおばあちゃんの付き添いの人が「あなた、パブロバケーキって知ってる?あれはこの人のお父さんが考えたケーキなのよ!」と言っていたのを今でも覚えてます。
さすが移民の国 オーストラリア!
クリスマスケーキにしてもいろんな国の文化が体験出来て楽しかったです。
でも、秋田に移住しても我が家ではクリスマスケーキは食べません。
(私は食べたいけど (笑))
秋田で楽しく自給自足を目指す生活を送っている私にも、
長期にわたる「何かやらなきゃ!」と言う焦りと、「でも、何をすればいいの?」と悩む、
もやもや期がありました。
自分と向き合い、自分軸を見つけ、秋田へ移住し田舎暮らしを実現しました。
私のメルマガ講座では「星から見た自分軸の見つけ方」をお伝えしています。
自分の本質がわかれば、他人と比べることなく自分軸で生きていくことができますよ。