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娘の涙
こんにちわ。
『あなたの軸と星をつなぐナビゲーター』のチョールトンかやのです。
秋田に移住前の(今考えると)オーストラリアから最後の一時帰国中の出来事をお話ししますね。
2018年、我が家がまだ秋田移住を決断するちょっと前の話です。
娘はこの時「体験入学」で秋田の地元の小学校の3年生のクラスに通っていました。
毎年6月から7月にかけて一時帰国をして、じいじの家から小学校へ1年生の時から「体験入学」していたのでこの時はもう3回目で、お友達にも「ゆきちゃん帰ってきた~!」と温かく向かい入れてもらっていました。
だから、娘も問題なく楽しく学校に行っているものだと思っていたのです。
そんなある日の事、娘が学校から歩いて帰ってきました。
娘「ただいま~。」
私「お帰り!学校どうだった?」
娘「楽しかった。。。」
それだけ言って、私がいたリビングに顔も見せずに二階の自分の部屋に上がって行ってしまった。
・・・・・ ???
どうしたのかしら?
もしかしてもう反抗期??
二階で自分で宿題してるのかな???
それともいたずら????
なんて、考えていると2階から娘の鳴き声が聞こえてきた。
?!?!?!?どうしたの?!?!?!
私は静かに階段を上がり、娘の部屋をノックしてから中に入った。
うぁーん と糸が切れたように泣きじゃくる娘 ゆき。
「どうしたの? 何かあったの?」と聞くと、
息を整えつつゆっくりと話してくれた。
泣いている原因は
『国語の授業が分からない』
『皆がやっていることにつていけない』
『皆が読める漢字が読めない』
事から来る悔しさと悲しさ。
そっか、辛いね。 哀しいね。悔しいよね。
自分だけできないのは悲しいよね。
うんうん、わかるよ。
痛いほどよくわかるよ。
いいのよ、泣いていいよ。 泣きなさい。
悲しいもんね。 悔しいから涙が出るんだもんね。
それでいいんだよ。
大丈夫。 ゆきちゃん、大丈夫よ。
わからなくてもいいのよ。
理解できなくてもいいの。
心でそう思いながら、何も言わずに彼女のそばに座ってうずくまって泣く彼女の背中をさすりました。
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娘はオーストラリアの学校では優等生タイプ、
成績もクラスではいつも上の方、
頭の回転が速い、物わかりが良い、聞き分けが良い、
どんなタスクにもまじめに取り組むので先生にとても好かれる。
分からない友達の隣に座り勉強の面倒を見てあげる彼女。
親としてはこんな娘を持って鼻が高い。
2歳から子供チャレンジを受講していて、
英語はもちろんひらがなもカタカナの読み書きも難なくできるようになった。
持ち前の努力で日本での体験学習も1年生、2年生の時もまだ授業についていけていた。
日本の小学校に子供を通わせた親ならお分かりいただけると思うが、
小学生3年生の国語って一気に難しくなる。
娘にとって初めての「わからない、ついていけないという挫折」
今回の体験学習が始まって10日くらいだが、今まで明るく振舞っていた娘
今日、とうとう限界が来てしまったようだ。
泣きながら「オーストラリアに帰りたいよ~」と訴える。
そうだよね。 帰りたいよね。。。
抱きしめたり、体をさすったり、ティッシュで涙を拭ったり、そしてまた抱きしめたり。
彼女のあふれる感情を止めずに吐き出させる。
娘がこんなに感情的に泣くのは久しぶり。
ずっと我慢してきたんだよね。
ずっと頑張って来たんだよね。
良いんだよ、我慢しなくて、泣いてもいいの。
マミーはここにいるよ。 大丈夫。大丈夫。
私は彼女をさすり続ける。
しばらくして、少し落ち着きを取り戻しベッドから体を起こした娘が
私の手を握り
「お母さん 生きててくれてありがとう」
と言ってまた泣いた。
・・・は? (笑)
いきなりの予期せぬ発言、
しかも「私 事故にでも遭って 今 覚醒したのか?」くらいの状況のギャップに
少し笑いそうになってしまいした。
でもさ、そうだよね。
生きてくれればいいんだよね。
勉強がわかんなくても、
勉強についていけなくても
そんなことどうだっていいこと。
大事なのは 今 あなたがここにいるってこと。
生きてるってこと。
ありがとう。
私も一緒に泣きました。
ひとしきり泣きつくしてから、二人で一緒に宿題をやりました。
娘の顔からは悲しみは消えていました。
この日はまさに、彼女の感情が爆発した日だったんだね。
オーストラリアでは何でもできる彼女が「しらない」「できない」こともあると経験し、
でも、「わからない」と言えずに苦しかったんだろうな。
私はできる子だと、できる子じゃなきゃ!という完璧主義なプレッシャーもあったのかな?
でも、ちょうどいい具合にガス抜きが出来て、プレッシャーから解放されて、「できなくてもいいんだ」とわかってくれる出来事となりました。
この時の出来事を占星術を勉強して娘のネータルチャート(出生図:生まれた年日時に生まれた場所の頭上で輝いていた星をチャートにしたもの)を見ながら振り返ると、
めちゃめちゃおとめ座気質が強い娘、頭の回転もよく気が利くし、自分を犠牲にしてまで人に尽くしたりする。
真面目なので、がまんして感情を押し殺してしまったりする傾向がある。
だから、時々ストレス発散の意味でガス抜きが必要だったんだなと思いました。
火星がかに座にあるので、不満がたまっていても小言を言わないので、ある日いっぱいいっぱいになり爆発したいする傾向があることが理解できました。
こんな風に占星術でチャートを読み解いていくと、その人の個性、その人らしさが浮かび上がってきます。
自分や子供の傾向や性質がわかると、親としての子供の接し方、人間関係も変わってきますよ。
私のメルマガ講座では「星から見た自分軸の見つけ方」をお伝えしています。
自分の本質がわかれば、他人と比べることなく自分軸で生きていくことができますよ。