占星術とお空の天体のお話
ブログの読者さんから
「火星がさそり座に移動するって、地球の公転で見え方が変わるということですか?」
と言うご質問がありましたので、今日はホルスコープとお空の天体についてお話ししようと思います。
占星術(ホルスコープ)の概念
占星術においての基本的概念は
「天にあるがごとく地にもある」
これはエジプト・ピラミッドで発見されたと言い伝えられている、「エメラルド・タブレット」に記された言葉です。
簡単に言うと「恒星や惑星などの天体に広がる世界と、地上に存在する世界(人間、動物、植物、鉱物など)はお互いに影響しあっていて、お空の天体の状態を読み解くことが地上で起こることを理解することができる。」
と言うことです。
ですから、昔から人々は空を見上げて星の動きを観察して、それに照らし合わせ起こってきた出来事を考察してきたわけです。
占星術とお空の天体
占星術で使っている星座は太陽や月、その他の惑星の位置を示す座標みたいなもので、春分点(天の赤道と太陽のの交差点のうち、太陽が南側から北側に横切る点)を基準に黄道(地球から見た太陽の通り道)を12等分したものです。
春分点からおひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座、うお座と並んでいます。これを黄道12星座と言います。
占星術チャート上では360度を12星座で分けるので一つの星座につき30度の割り当てが付きますが、お空の星座は星座によって長さが様々です、実際に目に見える星座とは位置が違うことがあります。
それでも、この黄道のあたりを水星や金星、火星、月がちょうど動いているように見えるので、惑星の現在の位置を確認するのに、例えば「今 木星がおうし座の方向に見える」と時計の文字盤を見るみたいに使用しています。
質問の答え
「火星がさそり座に移動するって、地球の公転で見え方が変わるということですか?」
と言うご質問に対してのお答えは、
地球も火星もほかの惑星も太陽の周りをまわっているので、地球から見ると惑星は星座(恒星)の間を行ったり来たりしてさまよっているように見えるんですね。
これが、惑星と呼ばれる所以でもあります。
地球から見ての占星術のチャート上では火星がさそり座の領域に移動して見えるのです。
実際の火星はおとめ座からてんびん座に移動している最中です。(太陽に近すぎてみることはできませんが)
誕生月星座の星座は見えない?
ちなみに、自分の誕生日に夜空に自分の誕生月星座を見ることはできません。
なぜなら、一般的に知られている雑誌などに乗っている「誕生月星座(生まれた月日により星座がわりだせる)」は太陽星座を示すもので、あなたが生まれた日に太陽が何座にあったか?と言うのを示すものです。
ですので、誕生日にはあなたの太陽星座は太陽と一緒にいるので明るすぎて見えないのです。
ではいつから見られるようになるのでしょうか?
時期と場所にもよりますが、誕生日の約4か月前の20時から21時ごろ夜空を見上げると見つけられるようですよ。
私のメルマガ講座では「星から見た自分軸の見つけ方」をお伝えしています。
占星術を使って自分の本質を見つめなおしてみませんか?