わくわくの街
子供達の授業参観+PTA総会へ参加して来ました。
阿仁(あに)の学校
私の住んでいる「阿仁(あに)」という地域は山奥のド田舎にあります。
年々少子化が進み、近隣の地域の小学校2校と中学校1校が合併し2023年4月から
小中一貫校、義務教育学校になりました。
全校生徒60名あまり(1年生から9年生(中学3年)まで)。
とはいっても、今は小学校として使っていた改装しているため、一緒の校舎ではなく
小学校の部は前期課程として隣町の小学校へ通い、中学校は後期課程として元の中学校の校舎で勉強しています。
校舎のの改装は今年度いっぱいかかるので、一緒の校舎で勉強するのは来年からです。
「語り合う会」授業参観
今回の授業参観は3年生から9年生までの生徒全員で「語り合う会」が行われました。
(1年生、2年生は各教室でそれぞれの学活が行われていました)
語り合う会のテーマは「わくわくの街・阿仁(あに)活性化のアイディアを出し合おう」
3年生から9年生までの生徒が3チームに分かれてそれぞれのチーム内で自分が考えたアイディアを1分で発表します。
保護者は自分の子供がいるチームの後ろ側に座り、一緒に発表を聞きます。
発表の司会進行を務めるのは各チームに所属している9年生(中学3年生)、発表が終わったら質疑応答や意見交換をして、後半は1つの輪になってそれぞれのチームでどんなアイディアが出たか、チームリーダーが発表します。
発表形式
発表は一人一人が書いたアイディア用紙がプロジェクターに映し出され、
それを使いながら発表します。
アイディア用紙にはわかりやすいように挿絵が書かれたりしていました。
発表内容
発表内容は地元の特産品や野菜、山菜を紹介するフェス、地元の鉄道を利用したイベント、地元の踊りや遊びなど文化を紹介するイベント、仮装コンテスト、ミニ運動会、ダンスイベント、鉱山に注目したイベント、自然満喫ツアーや阿仁ガイドブックを作るなど様々なアイディアが出されました。
アイディアもただ思いついたのを発表するのではなく、「なぜそれをするのか?」「開催場所やどうやって周知するか?」なども考えこまれており、聞いている私も「それ面白そう!」「私も参加したい!」と思うものばかりでした。
ふるさと教育
数年前から小中学校で取り入れられている「ふるさと教育」。
地元のことを知ることから始まって、今ではその魅力をどうやってほかの地域、県外、国外に広めていくかまで発展していきます。
大きくなったらほかの街へ行くかもしれない。
外に出た時に子供たちは自分たちがどんなにすばらしい環境、街で育ったのかを知るでしょう。
知らなければ「何もない街」で終わってしまう田舎。
それではもったいない。
こんなに素敵で魅力的な街はないと胸を張って言える大人になってほしい。
そして、こんな素敵な街に住めて幸せだと思わせてくれる授業でした。